2) 通貨ペアの特徴 「ユーロ/米ドル」

外国為替市場で最大の取引量を誇る王道の通貨ペアがユーロ/米ドル。米ドル/円相場に慣れている日本の投資家の多くはあまり関心を払っていませんが、相場の大きな流れを読むためにもユーロ/米ドルのチェックは欠かせません。

キティちゃん欧州16カ国の利害が絡む共通通貨 ユーロ/米ドルの話の前に、ユーロという通貨の特徴を見てみます。

欧州連合(EU)の共通通貨であるユーロは1999年にドイツマルク、フランスフラン、イタリアリラなど欧州の主要通貨を統合して誕生しました。 2002年から実際に通貨の流通が始まり、現在では16カ国の通貨がユーロに統合されています。
通貨政策はフランクフルトに本拠を置く欧州中央銀行(ECB)が担いますが、多くの国の利害が絡む通貨だけに、円や米ドル、英ポンドのような単一国家の通貨に比べて迅速な政策を採りにくいという弱点があり、それがユーロ/米ドル相場にも影響を及ぼす可能性があります。

 
キラキラドイツと米国の経済指標をチェック ユーロは16カ国の共通通貨とはいえ、16カ国すべての経済指標を追う必要はありません。 ユーロ/米ドル相場に大きな影響を与える経済指標は、経済規模でリードするドイツの指標です。

具体的には民間シンクタンクであるIFO経済研究所がドイツ企業を対象に景況感を調査したIFO景況感指数を見ておけばよいでしょう。 もちろん米国の指標も欠かせません。

ミニーユーロ/米ドルの性格は「奔放」 チャート面では、米ドル/円の項目でも解説したようにユーロ/米ドルは「奔放」です。

チャートの節目となるチャート・ポイントを、米ドル/円は律儀に守る傾向が強いのに対し、ユーロ/米ドルはチャート・ポイントを大きくブレイクした(突き破った)のに、また戻ってきて結果的にチャート・ポイントが守られるといった「フェイル」(だまし)が比較的に目立ちます。

怒だまし覚悟で臨み確実に損切りを しかしその時点で本当にチャート・ポイントをブレイクしたのか、フェイルなのかを見極めることは、経験を積んだプロのディーラーでも難しいもの。 そこで真摯に相場に向う場合は、

「だまされることを想定する(チャート分析には、フェイルが必ずあることを認識する)」

「だまされたら潔くあきらめる(フェイルを認める)」

「ただし、損切りはきちんと行う」

といったスタンスで臨むべきでしょう。

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2012年4月18日 | コメントは受け付けていません。|

カテゴリー:◆通貨ペアの特徴

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