1) 通貨ペアの特徴 「米ドル/円」

ドル米ドル/円は大いなるローカル通貨

日本でFX取引している投資家にとって一番身近な通貨ペアは「米ドル/円」。
ニュースでも頻繁に取り上げられるために、国内投資家は世界で最もメジャーな通貨ペアのような印象を抱きがちですが、外国為替市場全体で見ると取引量でも手がける投資家の数でもナンバーワンの通貨ペアはユーロ/米ドルです。

米ドル/円は、ユーロ/米ドルに次いで2番目に位置していますが、特殊性も備えていて、誤解を恐れず評価するなら“大いなるアジアのローカル通貨”といえるでしょう。

例えば、ユーロ/米ドルが上昇、ポンド/米ドルも上昇しているときに、通常なら米ドル/円は下落していくはずです。 ところが時としてユーロ/円のような米ドルが絡まない通貨ペアであるクロス円の影響から、米ドル/円が上昇することがあるのです。

このような特殊性には十分に留意しなければなりません。 Yen日本円は日本人同様に律儀な性格!? 米ドル/円は、手がける投資家の多くが国内投資家という国民性が現れるのか「律儀」な性格を備えている 。

また面白いことに、米ドル/円は、手がける投資家の多くが国内投資家という国民性が現れるのか「律儀」な性格を備えています。 必ずそうなるというわけではありませんが、例えば、相場が大きく転換するポイントであるチャートポイント(※)をブレイクしない時は、チャートポイントに近づいていってもタッチしないか、タッチしたとしても5ポイントか、せいぜい10ポイントほどしか行き過ぎることはありません。

ブレイクしない時は律儀にチャートポイントを守っているのです。 そのため、逆に10ポイントを超えて20ポイントに達した時は、チャートポイントはブレイクされたと判断しても良いほどです。

(※)チャートポイント:相場の値動きの変動をグラフで表した「チャート」上で節目となるポイントのこと。具体的には「このあたりが重要」と多くの人が感じる値。この価格まできたら売り(または買い)という判断となる地点や、下降トレンドから上昇トレンドへ転換する地点などがある。

それに対してユーロ/米ドルは「奔放」です。 チャートポイントを大きく突き破ったのに、また戻ってきて結果的にチャートポイントが守られることがあります。 これを「フェイル」と呼びますが、ポンド/米ドルではもっと激しくフェイルが起こり、米ドル/円では、あまりフェイルは起こりません。

ただ経済指標に対する反応はユーロ/米ドルのほうが素直です。

良い材料が出たのなら良い方向に動き、悪材料なら悪い方向へ素直に動きます。
その点米ドル/円は経済指標には鈍く、相場の流れに対しては律儀といえるでしょう。

リラックマ値段に対して「値ごろ感」を持たない 、他の通貨ペアと比較すると米ドル/円は扱いやすい性格を備えているために、日本円になじんでいる人は米ドル/円を中心に取引すると良いでしょう。

ただ注意点もあります。 それは「値ごろ感」が生まれやすいこと。
「ついこの間まで100円だったのに今は90円。こんなに安いのなら買ってみよう」というように。 100円から90円に下がってきたのには理由があるはず。

そのため90円という絶対値に対して安い高いの思惑を持たないほうが良いのですが、どうしても円が絡むと過去の値段の記憶が強く残ってしまうために、値ごろ感が判断に影響を与えることがあるのです。

この点だけは十分に気をつけてください。

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2012年4月18日 | コメントは受け付けていません。|

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2) 通貨ペアの特徴 「ユーロ/米ドル」

外国為替市場で最大の取引量を誇る王道の通貨ペアがユーロ/米ドル。米ドル/円相場に慣れている日本の投資家の多くはあまり関心を払っていませんが、相場の大きな流れを読むためにもユーロ/米ドルのチェックは欠かせません。

キティちゃん欧州16カ国の利害が絡む共通通貨 ユーロ/米ドルの話の前に、ユーロという通貨の特徴を見てみます。

欧州連合(EU)の共通通貨であるユーロは1999年にドイツマルク、フランスフラン、イタリアリラなど欧州の主要通貨を統合して誕生しました。 2002年から実際に通貨の流通が始まり、現在では16カ国の通貨がユーロに統合されています。
通貨政策はフランクフルトに本拠を置く欧州中央銀行(ECB)が担いますが、多くの国の利害が絡む通貨だけに、円や米ドル、英ポンドのような単一国家の通貨に比べて迅速な政策を採りにくいという弱点があり、それがユーロ/米ドル相場にも影響を及ぼす可能性があります。

 
キラキラドイツと米国の経済指標をチェック ユーロは16カ国の共通通貨とはいえ、16カ国すべての経済指標を追う必要はありません。 ユーロ/米ドル相場に大きな影響を与える経済指標は、経済規模でリードするドイツの指標です。

具体的には民間シンクタンクであるIFO経済研究所がドイツ企業を対象に景況感を調査したIFO景況感指数を見ておけばよいでしょう。 もちろん米国の指標も欠かせません。

ミニーユーロ/米ドルの性格は「奔放」 チャート面では、米ドル/円の項目でも解説したようにユーロ/米ドルは「奔放」です。

チャートの節目となるチャート・ポイントを、米ドル/円は律儀に守る傾向が強いのに対し、ユーロ/米ドルはチャート・ポイントを大きくブレイクした(突き破った)のに、また戻ってきて結果的にチャート・ポイントが守られるといった「フェイル」(だまし)が比較的に目立ちます。

怒だまし覚悟で臨み確実に損切りを しかしその時点で本当にチャート・ポイントをブレイクしたのか、フェイルなのかを見極めることは、経験を積んだプロのディーラーでも難しいもの。 そこで真摯に相場に向う場合は、

「だまされることを想定する(チャート分析には、フェイルが必ずあることを認識する)」

「だまされたら潔くあきらめる(フェイルを認める)」

「ただし、損切りはきちんと行う」

といったスタンスで臨むべきでしょう。

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